心臓リハビリ標準プログラム  

心臓リハビリ標準プログラム

現在わが国では、「心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン」が作成され、基本的な方針や実施概要は記載されていますが、臨床現場における具体的な手順については記載されていません。日本心臓リハビリテーション学会では、国内で行われている心臓リハビリテーション医療の質を担保するため、学会内に標準プログラム策定部会を設置して標準プログラムを作成することとしました。標準プログラムは、我が国の実情を鑑み、心臓リハビリテーション医療の質の担保と同時にその普及を阻害しないことを考慮しました。具体的には、実施する際に必ず考慮して頂きたい項目(必須項目)と、今後、各施設が発展・整備していく中で目標とすべき項目(努力項目)とに分けて作成しています。 
現在までに「心筋梗塞急性期から回復期」、「心不全」、「急性冠症候群」の3種類の標準プログラムを作成しダウンロードできるようになっています。今後も順次、作成したプログラムをホームページで公表していく予定です。また、すでに公表しているプログラムも常にアップデートを重ねていく予定です。臨床の各施設におかれましては、今回の標準プログラムに基づき、現在の心臓リハビリテーション医療の内容を再検討し、その質を高める機会としていただければ幸いです。

 

日本心臓リハビリテーション学会
標準プログラム策定部会長
坂田 泰史

2023年1月

心筋梗塞急性期・回復期(2013)

⼼不全(2017)

急性冠症候群(2023)

 

※本標準プログラムの無断転載・二次利用は禁じます。転載・二次利用をご希望の場合は、学会事務局までご連絡ください。