心臓リハビリテーション指導士認定制度委員会

第3回心臓リハビリテーション指導士認定試験は、第8回日本心臓リハビリテーション学会期間にあわせ、講習会に引き続き実施された。試験問題は昨年同様50問題、5者択一の形式で行われ、試験時間は60分であった。

結果：受験実施者238名、合格者数164名、合格率68.9％、平均点65.6点であった。職種別の受験者数、合格者数、合格率は以下の通りである。

■職種別合否度数

また、再受験者27名中、合格者は12名、合格率は44.4%であり、「看護師」および「その他の職種」と並んで低合格率が目立った。学会期間中実施された講習会の受講者は203名、合格者142名、合格率70.0%であったのに対し、当委員会が認定し講習会の一部免除が与えられた関連講習会*)受講者は35名、合格者22名、合格率62.9%であり、統計学的な差はなかった。更に経験年数や学会会員歴による合格率を検討したが、やはり統計学的な差はなかった。

合格平均点および合格率を前回に比べると、前回は64.95点、合格率70.95%であったのに対し、今回もほぼ同様な結果であった。

*：関連講習会とは、認定制度委員会の認定した講習会であるが、今年度は埼玉心臓リハビリテーションセミナー（埼玉医科大学リハビリテーション科 牧田茂 代表）および運動処方講習会（心臓血管研究所 伊東春樹 代表）の2つが認定された。講習会の内容は、筆記試験時の講習会での内容に原則として準じているものであるとしている。この関連講習会に出席すれば、受験資格となる講習会の内、CPXを含む講習会の第一部の受講免除が認められる。