心臓リハビリテーション指導士認定制度委員会

■第11回日本心臓リハビリテーション学会認定・心臓リハビリテーション指導士講習会および認定試験は、第16回日本心臓リハビリテーション学会学術集会時の平成22年7月18日（日）：第1部　かごしま市民福祉プラザ、7月19日（月）：第2部と試験かごしま県民交流センターで行われました。

受験応募者は286名で、会員期間２年未満等を除いた256名が当日の試験に臨みました。当日の欠席者はいませんでした。

受験者の職種の内訳は、医師41名、看護師49名、理学療法士147名、臨床検査技師8名、健康運動指導士3名、臨床工学技士1名、薬剤師1名、管理栄養士1名、作業療法士5名でした。

筆記試験は、50問／60分の設問に対し、五者択一によるマークシート方式で行いました。得点分布は平均点74.2±11.4点（分布44点～96点）でした。合格率は82.4％となり、例年より高い合格率となりました。今回から指導士講習会用のテキストを使用したため、受験者が事前にテキストをしっかり学習したことによるものと思われました。したがって今回の受験合格者は211名となりました。

■職種別合格率

合格率は職種により格差がみられるようですが、看護師の合格率が依然低いことが目立ちます。健康運動指導士と共に、なお一層の検討が期待されます。また再受験者の合格率が57.1％と低い値を示しましたので、テキストの事前学習はもちろんのこと、日常の心臓リハビリテーションの臨床実践と当日の講習による知識の整理が重要といえます。

今回の応募書類の症例報告の中で、同一施設内の使い回し例が事前審査で発覚しました。使い回し例の応募者に対しては、推薦者を通じて今回の受験不許可の通知をしています。ホームページに警告文を出しましたので、次回以降は症例報告内容に十分注意して記載していただくよう重ねてお願いいたします。

認定証は9月中旬以降送付予定ですのでお待ちください。認定期間は平成22（2010）年9月1日～平成27（2015）年8月31日です。資格維持のためには会員を継続することと、5年間に50単位の更新単位を取得することが必要です。また連絡先や所属が変更になった場合は、すみやかに事務局にご連絡ください。更新のお知らせ等の重要な情報が届かなくなる可能性があります。なお、来年は平成23年7月に大阪で講習会・試験が実施される予定です。