よくあるご質問  

運動療法を紹介 Q.5

Question

どんな運動をどれだけ行うのでしょうか?

Answer

  1. あらかじめ、専門医があなたに最適な運動について、お薬をもらうときのように指示(運動処方:運動の種目、適切な強度・時間など)を出します。
  2. 医師の指示に基づいて、エルゴメーターやトレッドミルなどの運動器具を用いた運動をおこないます。
  3. 運動前と終了直後に、心拍数、心電図、血圧などをチェックします。

また、退院後の運動処方の一例を表にしましたので、参考にしてください。

注意)患者さんの体力や病状によって、運動処方は異なります

●運動処方の一例

  1. いつ行うか

    食後1時間以内を割け、夏場は朝方の涼しい時間帯を選びましょう

  2. どの程度の強さが適当か

    病院でおこなった運動負荷テストの結果を参考に、最大心拍数60~90%の範囲で最適な強度(運動の強さ)を選びましょう。

  3. どれぐらいの運動量が必要か

    ウォーキングであれば30分が目安です。歩数計をお持ちの方は、ウォーキングを含めた一日の身体活動量の目標を6000歩にすると良いでしょう。

  4. どのくらいの頻度でおこなうか

    ウォーキングであれば、週3回程度(1回につき、15~20分以上)。毎日、必ずやらなくても結構です。

  5. どんな種類の運動をするか

    まずは、ウォーキングが基本となります。
    将来、スポーツ(卓球、ミニテニス、バドミントン、サイクリング、スキーなど)を行う場合は競技性をなくした方が良いでしょう。

  6. 避けなければならない運動は

    × 歯を食いしばるような運動
    × いきみを伴う(息を止める)運動