よくあるご質問  

心臓病の予防について Q.7

Question

心不全による再入院を予防するためには、運動を控えて安静にする方がよいのでしょうか?

Answer

運動を控え、安静にしていると筋肉の量や質の低下がおこります。また自律神経などのホルモンバランスが崩れること、呼吸や脈拍の異常を引きおこすことが知られています。もともと運動能力が低下した心不全患者さんが過度に安静にしているとさらに悪循環がおこり、全身の状態を悪化させてしまいます。
心不全の状態が安定しておらず、動悸や息切れ、むくみなどの症状がだんだんと悪化しているときには安静や治療の見直しが必要となりますが、状態が安定している患者さんは、ご自身の体力に見合った適切な運動を続けることが大事です。
適切な運動療法は心不全の状態を改善させ、再入院予防にもつながります。ご自身の適量や方法については主治医や心臓リハビリスタッフにご相談して継続していくことをお勧めします。