心臓リハビリテーション指導士認定制度委員会

■第12回日本心臓リハビリテーション学会認定・心臓リハビリテーション指導士講習会および認定試験は、第17回日本心臓リハビリテーション学会学術集会時の平成23年7月17日（日）と7月18日（月）の2日間にわたって大阪国際会議場で行われました。

受験応募者は404名で、会員期間２年未満等を除いた359名が受験許可となりました。受験辞退者が9名でしたので、当日の試験には350名が臨みました。

受験者の職種の内訳は、医師70名、看護師57名、理学療法士195名、臨床検査技師10名、健康運動指導士7名、臨床工学技士1名、薬剤師1名、管理栄養士1名、臨床心理士1名、作業療法士7名でした。

筆記試験は、50問／60分の設問に対し、五者択一によるマークシート方式で行いました。得点分布は平均点71.9±11.0点（分布38点～94点）でした。合格率は77.4％となり、昨年よりは低い合格率でしたが例年並みとなりました。今回の受験合格者は271名となりました。

■職種別合格率

合格率は職種により格差がみられるようですが、看護師、臨床検査技師、作業療法士、健康運動指導士の合格率が低いことが目立ちます。また研修制度利用者の合格率は72.9％と必ずしも良くありませんでした。研修後の受験準備を怠らないようにしてください。また再受験者の合格率が今回も32.0％と低い値を示しましたので、テキストの事前学習はもちろんのこと、日常の心臓リハビリテーションの臨床実践と当日の講習による知識の整理が重要といえます。

症例報告の使い回しについては、事前の審査でチェックいたします。使い回しが発覚した場合は受験不許可等の処置をいたしますので十分注意してください。

認定証は9月中旬以降送付予定ですのでお待ちください。認定期間は平成23（2011）年9月1日～平成28（2016）年8月31日です。資格維持のためには会員を継続することと、5年間に50単位の更新単位を取得することが必要です。また連絡先や所属が変更になった場合は、すみやかに事務局にご連絡ください。更新のお知らせ等の重要な情報が届かなくなる可能性があります。なお、来年は平成24年7月にさいたま市で講習会・試験が実施される予定です。